どうして旦那サマじゃなきゃだめなのか。
この本では哲学者の言葉や人生論を用いて
「恋する力」について語られています。
好きなヒトがいて胸をどきんどきんさせてるヒトも、
白馬の王子サマを待っているヒトも、
恋愛なんてうんざりというヒトも、
共通して持っているのが「恋する力」。
それは潜在的にヒトに備わっている能力なんですって。
だから恋をすると
ヒトは自然と無意識の領域にあるその
「恋する力」を引き出しているわけで、
それってつまり自分の内面を見つめる作業でもあるのよね。
著者は、恋愛は自立した人生を始める出発点である
と言及しています。
良い恋愛をすること=自分らしく生きること
なんですね。
この本によると、
ヒトはココロにアニマ/アニムスという
理想像を持っているといいます。
そしてそのアニマ/アニムスに近いヒトを
好きになってしまうのだそうです。
著者は村上春樹の「海辺のカフカ」を引用して
アニマ/アニムスとそれに関する
エディプスコンプレックスについて解釈を加えています。
とても解りやすい書かれていますし、
「海辺のカフカ」を読んだことのあるヒトには
興味深い内容でしょう。
カフカ少年は
父親の影響力を乗り越え(実際は殺してしまうのですが)
自分の中の母親像を恋人像に適正に転換できたのです。
15歳のまさに思春期。
四国への独り旅を通じて
カフカ少年はおとなへの階段を昇ったんですね。
哲学者の名前がたくさん出てきて
(もちろん)真面目に哲学が語られているのですが
著者の体験談も赤裸々に明かされており、
とても読みやすい一冊です。
村上春樹ファンにもおススメかも。
良書です。
非常にいい本です。
村上春樹の「海辺のカフカ」を解説している箇所がありますが、そこも大いに参考になりました。
フロイト、ユングの心理学を理解して読むと更に理解が深まると思いますし、逆にこれを読んだ上で、フロイト、ユングに入っていくのもよいでしょう。
純愛派向け恋愛哲学
著者は小学校の教師でありながら、「生きて行く上で役に立つ哲学」を打ち立てるべく本業の傍らで執筆や講演活動に精を出す、在野の哲学者。本書は、そんな著者が送る“純愛派”向け恋愛哲学エッセイです。「恋愛」の様々な側面に対応する、著名な作家や思想家の作品を紹介するという構成で、著者の恋愛観が語られていく。出てくるのはプラトン、ユング、フロイト、ニーチェ、キルケゴール、スタンダール、ゲーテ、村上春樹……などなど。 プラトンは言う、幸福とは理性・気概・欲望の調和であり、恋愛こそが、その最高の調和の実践である、と。これは著者の基本スタンスでもあります。曰く、「ほんとうの自分の人生を歩きはじめるためには、人間は恋をしなければいけない。」 スタンダールは恋愛を「情熱恋愛」「趣味恋愛」「肉体恋愛」「虚栄恋愛」の4つに分類し、「情熱恋愛」だけが真の恋愛なのだと説いた。この情熱恋愛の「純度」を追求する「恋の力」こそが、人間のもっとも大切な活力なのだと著者はいいます。 こういった内容からわかる通り、本書は基本的に恋愛賛美、それも「純愛」賛美を旨としています。僕はその趣旨自体にはほとんど賛成(笑)なのですが、どうも本書からは、「情熱」を受け取ることが出来ませんでした。「恋愛論は感性で読むもの。感情移入できなければ意味が無い」と思っている僕のような人間とは、波長の合わない本だったかも知れません……。 でも、著名な思想家たちの恋愛観を紹介しながら、恋愛を分析していくというのは、おもしろいし興味深かったですよ。
恋は栄養
題に惹かれて、ほとんど何も考えず、買ってしまいました。 哲学と言うと、それだけでいかにも難しい内容のような気が してしまいますが、わかりやすい文章で題材やテーマも様々なので、 共感できる方が多いんじゃないかとおもいます。 さえない風来坊が偉大な思想家になり、売れない詩人が後世に 絶賛される詩を作り、どん詰まりの作曲家は傑作を生み出す。 そのきっかけになることが出来た人間は…幸せですね ただ、あくまでも著者(男性)の観点から書かれているので、 女性には少し読みづらい部分もあるかとおもいます。
面白いことは面白い
恋がいかに人間を突き動かしていくかということが書いてある。 そして、そのことは実にその通りだと思うし 書いてある内容はあれこれで面白い。 だけど、この本では「恋」が何であるのかよくわからないのだ。 僕が「恋」を知らないからだという言い方をしてもいいけど それでは「恋っていいもんだぞ、ほらしてみろよ」と 訳も分からず言われているような気分になる。 恋は確かに様々な展開を呼び起こすだろう。 けれど、そんなことは皆知ってる。 なんだって恋がはじまってしまうのか、 なんだって恋がはじまらないのか、 悩むのはそこらへんじゃないのかな。 恋が素晴らしいものだというように先に 結論ありきだと、恋を語る言葉は少し扁平に見える。
PHP研究所
壁にぶつかった時に読む哲学の本 (知恵の森文庫) 恋愛論 (新潮文庫) 自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫) 伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)
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