サラブレッド99頭の死に方



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サラブレッド99頭の死に方
サラブレッド99頭の死に方

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サラブレッドの一生は短い。極限のスピードを求められるがゆえにレース中の事故死なども多く、20年も生きれば大往生とさえ言われるほどだ。古くはテンポイント、最近ではライスシャワー、サイレンススズカなどレース中に逝った馬、ナリタブライアンやサクラホクトオーなど種牡馬になったもののわずか数世代を残しただけで急死した馬、シンザンやハイセイコーのように文字通りの大往生を遂げた馬…。サラブレッドの死というのは、実にさまざまである。
本書では、そんなサラブレッドの99頭の生涯が克明に描かれている。悲劇の名馬テンポイントの項では、競馬実況の大御所である杉本清アナウンサーが寄稿し、「それいけ、テンポイント、ムチなどいらぬ」といった競馬ファンの記憶に残る名文句とともに、テンポイントへの思いをつづっている。いまや「杉本節」と呼ばれる名解説の原点となったテンポイントとの出会いから別れまでが情感たっぷりに描かれており、涙を誘う。このほか、カツラギエースやグリーングラス、ダンシングブレーブやアリダーといった国内外の名馬、3冠馬ナリタブライアン、菊花賞馬ビワハヤヒデなど優秀な仔を産んだパシフィカス、スペシャルウィークの母キャンペーンガール、サクラローレルの母ローラローラなどの繁殖牝馬の生涯など、新聞報道ではあまり触れられない現役引退後の馬の死についても詳しく記されているのは興味深い。
さらに、ホクセツギンガやツインターボ、ナムラホームズにマイネルキャッスルといった、お世辞にも一流馬とは言えないがなぜかレースぶりが印象に残る馬たちにもスポットを当てている。週末になると競馬場や場外馬券売り場に必ず足が向くコアなファン層にはたまらない1冊だろう。(高橋泰平)



涙なくして読めません

引退後馬たちがどのようにすごしていたかもわかりますし、何より大事にされ愛されていたことがわかりました。しかしその反面、結果を出せなかった馬たちの残酷な現実をも知り、かなり考えさせられる一冊でした。



流星社
あの馬の素顔―「美浦・栗東・公営」厩舎リポート〈2002・2003〉 (流星社の競馬本)
名馬物語―The best selection (〔3〕) (エンターブレイン・ムック)
馬と人、真実の物語〈2〉
名馬物語―The best selection (2) (エンターブレイン・ムック)
「あの馬は今?」ガイド 2007-2008 (2007) (流星社の競馬本)







         
         

         
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