事業家精神
長らく不調な日本企業の現状を打開すべく参考にできる欧州企業事例が紹介されている。アメリカ一遍倒の経営書が多い中で貴重な本。 活力ある経営のためには「事業家精神」を持った経営者とそれをサポートする構造(株主・投資家・経営者・従業員の相互作用)が紹介されており、あたらしい刺激をうけるビジネスマンも多いであろう。これは分析的戦略論に傾倒し、管理型エリートが権力を握る傾向にあるわが国経営者への警鐘でもある。
事例研究に適する。
構造変革で成功した企業についての数多くの事例が記され、 興味深く読むことが出来る。 ひたすら事例紹介に終始し、読み物としては面白いが、著者 ならではの企業分析や、他企業への適用可能性等については 全く触れられない。そこは読者や経営者に委ねるということ だろうが、この本が訴えるものは少ない。
欧米の企業戦略のケースが数多くビジネス戦略を考える上で非常に役に立つ本
携帯電話のボーダフォンやダイムラー・クライスラーの企業戦略、企業変革が具体的ケースに基づいて記述されている。企業を変えるにはどうすればいいのか、組織を変革するには、等 具体的にどのように経営TOPが変革していったかが詳述されている。 経営学に基づく、机上の空論ではなく、現実にフォーカスした本。 ハーバード流MBA的色彩が色濃く残っている。
MBAが書いた、一歩先行く経営を、多くの事例でロジカルに追体験できる本
事例が多く、大小合わせて20個ほど載っている。事業再編などの事例を斜め読みして、知識としても充分身になる内容だった。 コンサルタントと日本人MBAが書いただけあって、様々な企業を例に、いろいろな問題点と解決策が分かりやすく追体験でき、日本が陥っている問題をよく意識している。まさに財務や戦略・事業の方向性・再編・取捨選択・M&Aとその盲点などを鋭く突き、企業の戦略やその陥る部分や問題点がよく理解できた。 経営のエッセンスが入っており、通常のマニュアル本より応用が利きそうだ。 世界的企業の成り立ちから問題点、そしてその競争力がついた背景などまでが詳細に記されている。その上構造的に似ている欧米企業を例に、資本主義多元論ではなく、米国型の株価市場主義でもなく、新しい道を見つけようとしている姿勢がよく見える。日本企業がまだ離陸できない問題点とその一歩先の姿をここに見られる。
日本放送出版協会
経営戦略を問いなおす (ちくま新書)
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